« うえきの法則 | トップページ | ガラスの仮面 »

2005/04/05

春の遊びの思い出

 小学生の頃、雪が消えた土手にやわらかそうな草が伸びだし、つくしだのおおいぬのふぐりだのが日当たりの良い斜面に目立ちはじめるころ。田んぼにはまだ水が入っていなくて、レンゲやスズメノテッポウなんかが育っていく、そんな時期、子供だった私と妹、そして仲良しだった数人の子供たちは家からそうはなれていないその土手へお弁当やお菓子をもって小さなピクニックへでかけるのが楽しみだった。
 毎年場所は決めていて、土手の脇には田んぼへ水をひくための用水路があり、U字溝なんかで固定されていなかったからザルですくうと小魚にまざってフシギな生き物が色々ひっかかってきた。用水路はすぐそばの大きな川から水がそのままひかれていたので、ごくたまには紛れ込んだハヤなんかも泳いでいた。私たちはその脇の土手に座って、おやつを食べたり、絵をかいたり、タンポポの水車やシロツメクサの花を摘んで首飾りをつくったりしてふゆから春へ変化する空気を直に感じ、楽しんだ。
 日が西に傾く前に、風のつめたさが時間を教えてくれた。
私たちは子供だけの小さなピクニック(当時は冒険だと思っていた)を片づけ、あたたかいそれぞれの家へ帰り、そしてそれぞれの親に今日の冒険を若干の脚色をつけて報告し、オミヤゲと称してひとつかみのツクシや塔の立ち過ぎたフキノトウなんかを渡して親を困惑させた。

 今日位はそれらしいホノボノラクガキをがんばって描こうとしたんですが、思い立ったのがついさっきだったのでいつもどおり……計画性、ないなあ。

50405

|

« うえきの法則 | トップページ | ガラスの仮面 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83237/3579102

この記事へのトラックバック一覧です: 春の遊びの思い出:

« うえきの法則 | トップページ | ガラスの仮面 »