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2005/04/16

私が精神科へ行ったわけ

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 大学へ行きはじめた頃だったと思うから、もう3年も前になる。その最初の最初。
 イナカから東京へ出てきた私は地下鉄が苦手だった。もともと乗り物に乗るのは好きじゃなかったけど、ことにある時期から地下鉄や電車、車に乗るのが苦痛でしかたがなくなった。ひどいときは途中でおりて気を落ち着けて、もう一度地下鉄に乗り直す、ということを繰り返さなくては目的地へつくことができなかった。手足から血の気がひいて、冷たくなっているのが自分でもわかった。でも、首都圏で暮らしていくには電車も地下鉄も乗らなくては何もできなかったから、がまんしていた。そのうち、映画館や劇場といった閉鎖空間にもいられなくなっていた。
 同時に田舎とは違った人間付き合いのめんどうくささにストレスを感じていた。ここらあたりまで詳しくかけるほど、まだ私はこのココロの病気から自由になれていないのではぶくけれども、とにかく私のココロは疲れきっていた。家に帰って、誰もいない部屋で泣き続けたりしていた。きっかけは本当になんでもないことでも、一晩中ぽろぽろ泣いたり、部屋から一歩も出られない日が続いたかと思うと、部屋にいるのが恐くて図書館や学校がしまるまでそこにい続けたりもした。
 どんどん、私は壊れていった。
 そんなある日、飼い主が言った。
「それ、病気だから。病院行った方がいいよ。」
 飼い主は病院を探して、予約を入れて、さらに初診の日は病院までつきそってきてくれた。お医者の先生は、私の症状を聞いて、一冊のパンフレットを渡してくれ、読むように言った。そこには私が経験してきたコトが、色々と書かれていた。
「このなかに、思い当たること、あるかなあ?ね、これね、病気なの。今、いい薬あるから、ちゃんと治るのよ」
 わたしは、先生の前で泣いていた。嬉しくて。それまで私は自分が壊れていくのがわかりながら、自分の弱さがいけないのであって、もしかしたら都会で生きていくには田舎者すぎて、だからこんなに辛い生活をしているんだと思い込んでいたから。
 今の私は、まだまだたぶん、人並みな生活とは言えないまでも、かなり自由に行動できるようになってきている。通院はまだまだ必要だけど、最初週1回だったのが、今では月に一回ほどでよくなってきている。今はウツ期だという自覚があるけど、そういう自覚があるだけマシだと思えるようにもなってきている。やりすごすのは、そのときによってうまくいったりいかなかったりだけど、ともかくウツがすぎれば多少は普通に生きられるというのが見えている分、ずいぶんと楽になっている。こんな私の病気のことを知っても支えてくれる友人たちも、少しながらいる。
 飼い主と、お医者の先生と、そして友達。みんなに感謝しつつ、そんでもウツなわたしは今日はベッドでまるまって寝るのだ。ぐるぐるぐる。
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